2022/8/20 晩夏の大決闘祭レポ

〈はじめに〉

こんにちは、いずです。

今回は決勝にでも行かない限りは、レポに残さないと思っていましたが、意外と需要がありそうなのでレポを残すことにしました。

兜という(比較的)マイナーなメガミをどう環境に差し込んだか、どう検討を重ねていたかなど、参考にしていただけたらと思います。

 

 

〈選出〉

薙花兜

 

…今回の大規模では、私は呪われていました。シーズン7-2の「大手楯無門」の大幅な強化を受けて、「なんとか兜を表彰台にあげるんだ」という意識に支配されていました。

と、いうことで、初めは毒鎌兜からはじまり、恐金兜、嵐旗兜、と環境に合わせて変遷を続け、

最終的に環境の中心にいる花と環境で戦えそうな薙を添えて選出、となりました。

実際、花を意識した毒鏡兜、剣を意識した書棹兜、などギリギリまで迷いました。が、前シーズンと比べてもトップメタである花の登場がだいぶ遅かったので、「まだ環境が回りきっていない」と判断して、花の強みを押しつけにいった形となります。

 

〈対戦レポ〉

1戦目 薙兜(花)vs書面(兜) ◯

 

いきなり兜ミラーで、さすがに笑っちゃいました。しかも、お相手はあの「山城決闘祭」で初戦に当たった方でした。

書面は特殊勝利も「森羅判証」のクロックも、現役と比べてもかなりしんどくなっていると判断して、返しました。

先攻。初手「制圧前進」で、相手が「位置取り」をセットしたのを見てから、宿し多めで間合いをゆっくり歩いて行きます。「引用」で「薙斬り」が抜かれて、1点もらいますが、これは情報アドバンテージなので割り切り。間合い5返しに「戦場」八相「八方振り」でオーラとライフをいじめます。その後、「八方振り」は「完全論破」されましたが、お相手間合い4オーラ1で返ってきたので、残った「戦場」から「律動弧戟」「薙斬り」「反攻」「槍兵」まで当てて7点とり、大幅にライフリード。相手のプランが崩れたので、あとは手なりで動いてライフを詰めて勝ち、でした。

 

2戦目 薙兜(花)vs薙旗(花) ◯

 

今環境のトップメタ、薙旗花との対戦です。一応、薙旗返しでなんとかする算段は立てていました。

薙ミラーで少ししんどい先攻です。先に攻撃すると返しの八方振りが痛いので、1巡目はしゃがんで相手の攻撃を誘います。むこう3ターン目は「撃ち落とし」を嫌って、前進から「桜吹雪」。「撃ち落とし」で対応だけ稼いで、攻撃後効果で前に入ってもらい、しゃがんでくれのメッセージを送ります。ターンが帰ってきたので「反攻」は全力化。もちろんオーラに当たりますが、こちらとしてはリソースゲームをしかける構えです。

向こうの「守護霊式」「桜吹雪」をライフ受け、対してこちらは対応済みの「戦場」→「石突」や対応「撃ち落とし」→「槍兵」でお互いに削り合い、ライフ6-6のあたりで場が硬直。このときの「守護霊式」はどうしても対応で振られてしまうので、「突撃霊式」の変換は仕方がありません。

ですので、ここからは「響鳴共振」→「突撃霊式」をケアする動きに移行します。相手フレア数を見ながら自オーラ数の調整をし、無理に「突撃霊式」を振りにいくと、こちらの「律動弧戟」を含めた連撃でリーサルが取れる盤面を維持するようにしました。相手の「響鳴共振」の必要フレア数が下がると「この旗の名の下に」に繋がってしまうので、オーラはあえて、低く保ちます。相手の「指揮」や「石突」を上手くいなしながら、こちらは「戦場」「反攻」「撃ち落とし」「石突」で応戦。ミズキ様がリソースゲームで負けなかったので、結果的に、先にこちらの「響鳴共振」「律動弧戟」「薙斬り」「八方振り」が先に間に合ってリーサルです。

 

 

3戦目 薙花(兜)vs心騎(銃) ◯

 

花目線では、銃が1番厄介なのでban。お相手は兜対面の不安からか、薙花返し。「兜何してくるの??わからん!」って言われました。今度ぜひ対戦しましょう…!!

対面の花の通りが悪くなさそうなので、薙花最強デッキで挑みます。

後手です。お相手、宿しエンドだったので、「幻影歩法」から「八葉鏡の徒桜」で手札の「寄花」を「徒寄花」に変換。対して前進前進で間合い7で帰ってきたので、次は「意志」でリソースをいじってから、後退後退→納1「徒寄花」で高速変換を目指します。さすがに間合い9では黙ってくれたので、ターン貰って、即リシャッフルから、今度は前進。相手の「阿吽」「Alpha-Edge」「Burning Steam」「斬」の連撃は「Burning Steam」に「決意」と「斬」に「音無砕氷」で綺麗に捌いて、返しに「無音壁」展開、「音無砕氷」再起。2回目以降の「阿吽」の効果は「無音壁」で透かしていきます。そして後手5T目、完璧な形で納3「徒寄花」の展開に成功します。状況としては、「寄花」「意志」「幻影歩法」計3枚変換済の山0枚捨札5枚手札には「昏い咢」。ちなみに「徒寄花」展開のためのダストは前に小突かれた時に「無音壁」から落ちているので、問題ありません。

その後、6T目5枚再構成「昏い咢」を「深淵の大口」に変換、トップ「無音壁」。相手ターンに条件を満たした「徒寄花」で2点、デッキ底に戻り山が4枚になります。

7T目は様子を見て後攻8T目、おうかがいの「幻影連携」後ろ選択がライフに当たったので、「響鳴共振」→ライフ・オーラの2鏡映「深淵の大口」4/3→「徒寄花」展開2点確定、で返しにこちらの6点を「音無砕氷」の上から削る手段がないため、リーサルです。

薙花がかなり理想的にまわりました。お相手は長くふるよにをプレイされている方だと存じ上げていたので、完全に新しい知見の差でぶん殴った形になります。私自身、検討の大切さを実感した1戦となりました。

 

 

4戦目 兜花(薙)vs花剣(薙) ◯

 

先ほど薙花はやばいデッキであることを自分自身で証明してしまったので、さすがに剣を返すしかありません。となった時に、となりのパワーが低いのが花。だと思います(たぶん)。

banは薙。…わかります。

構築は、剣のケアをほぼ切って「徒寄花」ルート1点読みにしました。実は4戦目のお相手は、普段よりふるよにを一緒に検討する仲間であり、おそらく、兜にはそこそこの強みを感じていただいています。さらに「薙剣ではなく、花が帰ってきた」ということもあり、私は「兜をメタって構築してくるだろうな」という予想をしました。

先攻です。お互いに1T目はしゃがみあい、2T目に「八葉鏡の徒桜」を開け合う形。お相手の変換が(たしか)「意志」だったため、「徒寄花」にルートを決め打ちます。「結晶乱流」4/1&2纏い選択から後ろでじりじりされたので、こちらは「幻影歩法」「星の爪」で一気に前進。間合いが2に収束します。

その後お相手再構成から「本当の怪物」を撃たれたので、こちらも再構成から「本当の怪物」で応戦。しかし、こちらの「怪物」にはなんと対応「斬り払い」による打ち消しをくらいます。ゲージが2『ずつ』あがるのを上手く利用し先ほど撃たれた「尸」を再起され、若干テンポゲームが厳しく。しかもこの「斬り払い」ですが、そもそも「反攻」はメタられているため、「鏡の悪魔(本当の怪物)」か「闘神」用のピンポイントカードです。お上手。

そろそろ、攻撃が「結晶乱流」と「本当の怪物」しかないことがわかったので、オーラを捨てて「天主八龍閣」を構えてロックして、最終的にはこちらの手札が綺麗に揃い、「戦場」→「闘神」4/3→兵舎から「撃ち落とし」2/1→離脱→「星の爪」3/2(→対応「尸」)→後退→「深淵の大口」3/2(「本当の怪物」コスト)で5点リーサル。

おそらく2回目はないと思われるので、拾った勝ちを大事にしたいと思います。

 

 

5戦目 薙花(兜)vs心魂(剣) ●

 

階段卓です。ちなみに勝てば決勝トーナメント確定。負けると、オポーネントより決定することになります。

実はメタを張れていない剣をban。しんどいマッチですが、まだマシそうな心魂を返します。

後攻です。ここでなんと手札が「無音壁」「石突」「八方振り」と最悪な引き。花のカードがないので、かなり難しいプランを要求されることに。

(これは言い訳ですが、この辺りで私はかなり疲労をしており、今振り返ってもひどいプレイングが多かったと反省しております。)

なぜか「石突」残しの2マリガンから、相手の「見知らぬ世界」に対して、「石突」伏せで宿し。返しに「阿吽」「幻影歩法」「問答」とあれよあれよの間に1巡目の動きを狂わされてしまいます。結果的に「八葉鏡の徒桜」の使用が3ターンほどずれこみ、手札の「寄花」は当然のごとく腐ってしまいました。

3T目に「八方振り」「星の爪」でなんとか3点は返せたのでライフリードは縮まっているものの、リーサル手段がない状態です。

仕方がないので、「彼女にとっての自我と決意」で手札の「昏い咢」が変換したタイミングで「響鳴共振」から強引に2鏡映「深淵の大口」を通しに行きますが、しっかり手札の「問答」を捨てて打ち消し。返しに3鏡映「深淵の大口」をされてリーサルです。

ちなみに、相手の通常札は全て見えていて残りデッキ2枚だったので、逆算することで相手のリーサルを回避することは可能でした。手札の「星の爪」「幻影連携」を伏せて勝っていたかはかなり怪しいですが、可能性を全く捨ててしまったため悪いプレイングだったと思います。

 

私の負けで階段が崩れて、5勝が1人になってしまいオポーネント勝負になってしまいました。最終的に最後のお相手がオポーネント1位、私が2位となり決勝トーナメントにはあがれず。私の大規模は4勝1敗で幕を閉じることになりました。

 

〈最後に〉

「最後までミズキを変えない」という強い意志より、いい感じの結果を出すことができて満足している部分もありますが、やはり最後に不甲斐ないプレイングをしてしまっただけに悔しさも大きいです。

一応、全国のミズキ様ファンの人たちには、「いや、兜帰ってきたら負けなかったし?唯一負けたのメタを張られた薙花だから。」ということで許してください!冗談です。

最後に対戦してくださった方々、大会運営の方、また、全員に挨拶はできませんでしたが、一緒に大会を盛り上げました参加者の方、ありがとうございました!!