〈はじめに〉
おひさしぶりです。いずです。
今回紹介するのは「ユリナ/ハガネ」です。というわけで、初めてミズキ様でない構築記事となります。需要がないような気もしますが、とあるミコトにこのデッキを見せたところ、「立ち回りがいずさんらしい」という評価をいただきました。そこで、せっかくなのでブログにして公開しようと思った次第です。
ところでこの組み合わせですが、ふるよに有識者の多くの方が「強くなさそう」と判断されると思います。
僕もそう思います。
それもそのはず、ご存知の通り「足捌き」がないユリナの『遠心』に対するサポートが皆無です。ですので、今回のコンセプトは「初心者用ハガネ入門」としています。ハガネを使ってみたい!という初心者がお近くにいましたら、本記事を紹介していただけたら嬉しいです。
では、まずは僕個人としての「ハガネの立ち回り」をお伝えします。
※デッキ構成は最後の方の項目にあります。
〈ハガネの勝ち筋〉
ハガネの勝ち筋は大きく2通りあります。
①「遠心撃」を2回当てる。
②「大天空クラッシュ」のワンキル。
今回紹介するのは①となります。②はコンボデッキであり、相方のサポートが必須です。足回りがないユリナではどう考えても無理なのでいったん諦めます。
〈遠心撃とは〉
「遠心撃」は最強の通常札です。
ライフ3点を吹き飛ばした後、相手の手札を全て伏せさせます。デメリットはありますが決まったときのアドバンテージが底知れないので、相手がケアをしなければこれ1枚だけで勝つことができます。しかしもちろん、相手はこのカードの被害を抑えようと動きます。この時の行動のパターンは大きく2つです。
①間合い5までさがる。
②手札を減らしながら5オーラ保つ。
このどちらかをされてしまうと遠心撃1枚ではダメージが通らなくなり、勝ち筋がなくなります。しかし、これらをある程度解決するギミックはハガネ自身が持ち合わせています。
①大重力アトラクト ②大地砕き
相手の「遠心撃ケア」はある程度の無茶があるはずです。それに被せてこれらの札を使うことで、継続的な「遠心撃ケア」にかなりの負荷をかけることができます。ですが、これだけでは勝ちにつなぐことはできません。(できたら環境はハガネ一色になってしまいますね。)これらをフルに活用できて、せいぜい相手のリソースを剥がすことで精一杯でしょうか。
では、ハガネで勝つのは難しいのかというとそうではありません。逆に考えると、ハガネは「遠心撃」「大地砕き」「大重力アトラクト」だけで相手に圧をかけるお仕事をしてくれていると考えられます。つまり、残りの札で攻撃をしてればよいわけです。効果の薄い「遠心撃」は無理に使う必要はありません。圧をかけながら、その他の攻撃をし続けることによって、相手に「攻撃を受け続ける」か「遠心撃に当たる」かの2択を迫ることができます。
〈ハガネが相方に求めるもの〉
僕が思うハガネの相方に必要なものはこれです。
①間合い0〜2で使える通常攻撃札
②間合い3〜4の通常攻撃札
③自力でリーサルを取れる攻撃切札
①は『「大地砕き」後に相手が手札でオーラ5を構えた時』に使いたい札です。ライフに通れば大成功、オーラ受けは「遠心撃」の圧につながるので、問題なしです。
②は『相手が間合い5への後退した時』に、前進しながら攻撃するために使います。前進することで、再び「遠心撃」の圧が出始めます。
③上記の攻撃だけでは、リーサルが遅いので、その引き上げに欲しいです。強い攻撃切札が控えることにより、「遠心撃」のオーラ受けをさせにくくする効果があります。
…もう、何が言いたいかおわかりかと思いますが、ここで登場するのが
①柄打ち ②斬・一閃 ③月影落
を持つユリナです。
〈基本デッキ〉
「斬」「一閃」「柄打ち」「居合」
「遠心撃」「砂風塵」「大地砕き」
「月影落」「浦波嵐」「大重力アトラクト」
〈入れ替え〉
居合→超反動
※「超反動」は手札管理が若干難しくなるが、確実に強くなる。はじめは挙動が簡単な「居合」入りがオススメ。
〈強み〉
前進は強い+赤札は強い→最強!!
ハンデスと間合い操作+「浦波嵐」で最低限の防御力はある。
〈初巡の動き〉
後攻2Tか先攻3Tに「砂風塵」で相手手札を落とす。3T目は当たるなら「斬」「一閃」を当てにいく。
〈立ち回り〉
・間合い2に向かって宿し・前進しながら、攻撃を振る。
・毎ターン集中を使い切り、手札は1枚に減らす。(全力に備える+「遠心撃」に備えているフリをする)
・相手の手札が2枚になったところで離脱→後退→纏い→「遠心撃」をする。
・「大重力アトラクト」→「砂風塵」で間合い0〜1に着地しながら、相手の攻撃をいなす。
・どこかで月影を落として勝つ!!!
〈終わりに〉
いかがでしたでしょうか。
僕個人の意見ですが、ハガネは「遠心撃」「大地砕き」「大重力アトラクト」の3枚でデッキになります。そして「遠心撃」は相手が勝手にケアするので無理に当てる必要がないです。(諸説はあると思います…)
まずはこれで戦ってみて、「何かもの足りない…」と思った時に、改めてハガネのカードプールを眺めるとよいと思います。ハガネのカードプールは本当にとても美しいので、その時こそ、個々のカードが輝いて見えると思います。
ハガネの奥深さ、おもしろさに気づいてもらえたら嬉しいです。
(あ、でも、ミズキ様目線ではハガネはとても厄介なのであんまり増えてほしくないです。なるべく僕のいないところで握ってくださいね。)